お役立ちコラム

CPD制度を徹底解説 | メリットや新制度について詳しく紹介

2023年04月30日

CPDとは「Continuing  Professional  Development」の略語です。
上記は、施工管理に携わる技術者に向けた制度であり、継続的な職業能力の維持・向上を目的としています。
専門的な知識や技術を常に更新し、最新の動向へ対応できる人材を明確化できる点がメリットです。

今回の記事では、CPD制度の概要やメリット・登録方法を紹介します。
さらに、土木学会における新しいCPD制度について詳しく解説するので、CPDの取得を検討している方はぜひご覧ください。

 

七海建設は、公共工事、民間工事での土木工事・舗装工事を松戸市・流山市を拠点に施工管理、施工を行っております。
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CPD制度を徹底解説 | メリットや新制度について詳しく紹介

CPDとは?職業能力を維持・向上するための制度

CPDとは、日本語で「技術者の継続的な専門教育」と訳されます。
具体的には、職業スキルや知識を継続的に向上させるための取り組みです。
有資格者が自身のアップデートを怠らないよう、知識の更新を促すことを目的としています。

そのため、技術者のスキルアップやキャリアアップを後押しするために、講習やテストなど継続教育を行っています。

CPDの重要性|単位取得により自身のスキルアップにつながる

技術系資格を持つ方にとって、CPDは非常に重要な制度です。
なぜなら、技術の進歩や法律・制度の改正によって、職業に関連するスキルや知識が常に更新されていくからです。

建築士、建築施工技師、土木施工管理技士などの専門家は、常に最新の情報にアクセスし、スキルの研鑽が要求されます。
建築士会のCPDの例では、プログラム内に建築士法の講習や研究発表などが組み込まれています。

CPDプログラムに参加すれば、自身の知識やスキルだけでなく、人脈の広がりも期待できるでしょう。
CPDは個人のスキルやキャリアの向上に欠かせない制度といえます。

CPDを取得する2つのメリット

CPDを取得するメリットは以下の2つです。

・スキルアップ・キャリアアップに有効
・公共工事の落札率が高くなる

個人にとって、また企業にとってもさまざまなメリットがあります。
それぞれ詳しく紹介していきます。

メリット1.スキルアップ・キャリアアップに有効

CPDの取得は、個人にとって大きなメリットがあります。
スキルアップや知識のアピールポイントとなる点、新しい業務分野への挑戦など、大きな可能性を秘めているからです。

土木施工管理技士であれば、CPDを取得するために構造力学などを始めとした基礎工学や新しい技術が学べます。

また、取得したCPDは職場での評価に大きく影響します。
そのため、昇進や給与アップの期待から、積極的に取り組む方が増えているのです。

メリット2.公共工事の落札率が高くなる

CPD単位の取得は、企業にとっても多くのメリットがあります。
なぜなら、社員のスキルアップ・モチベーションの向上が見込めるからです。
社員がCPDを積極的に取得すれば、企業のパフォーマンスも向上するでしょう。

また、CPD単位の取得により、企業の持ち点が上がり公共工事の落札率が高くなります。
公共工事は、政府や自治体が発注する大規模なプロジェクトであり、落札するには複数の条件をクリアしなければなりません。

CPDの保有点数は、企業の技術力や実績を示す重要な指標です。
多くの社員がCPDを取得できていると、公共工事の落札で有利になります。

 

七海建設は設立から20年を迎え、安定した職場環境が整っています。
未経験の方も応募可能ですので、お気軽にご連絡ください。
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CPDとCPDSの違いとは|業種によって名称が異なる

CPDとCPDSの違いは、運営団体が異なる点にあります。
CPDは、建設系CPD協議会が運営していますが、CPDSは一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会が運営しています。

どちらも、スキルアップと学びの機会を得る目的を持つ点は同じです。

CPDプログラムへの登録方法

CPDプログラムに参加するには、まず関連する団体や協会への登録が必要です。
登録方法は、団体や協会によって異なるので、公式ウェブサイトで確認してください。

CPDへの登録はインターネットから手続きできます。
会社情報や取得資格などの項目があるので、正しく入力しましょう。

土木学会における新しいCPD制度導入とは

土木学会では、2023年4月より新しいCPD制度が導入されました。
新制度導入の目的は、対象者の学習範囲を拡大する点にあります。
より広く学ぶ機会を作り、個人の知見やスキルアップを目指しています。

現行制度との主な変更点は以下の通りです。

・制度名称を「継続教育(CPD)制度」⇒「CPD制度」に変更
・日本語表記を「継続教育」⇒「継続学習」に変更
・現制度で対象になる「業績実績(表彰)」「特許」が対象外に変更
・「資格取得」「個別の業務」は対象外に変更

学習する範囲が広がったので、より高い知識の獲得が期待できます。
新制度の導入により、土木技術者が多くの経験値を積めるようになりました。

CPDについてよくあるFAQとは

CPDについて、よくある質問に回答します。

Q:CPDの対象者は?
A:建築施工管理技士・電気工事施工管理技士・管工事施工管理技士・そのほか施工管理に携わる技術者が該当します。
なお、資格の有無などはありません。

Q:CPD単位って何?
A:CPDは建築士や技術士などの技術者の育成を対象とした継続教育制度です。
セミナーや講習会を受講するとCPD単位が得られます。
CPD単位により、技術者のスキルの見える化を実現しています。

Q:CPDの申込費用は?
A:団体によって異なるため、対象サイトを確認するとよいでしょう。

まとめ

CPD制度は、現代のビジネスにおいて、職業能力を維持・向上するために欠かせない存在です。
職業能力を向上させるためにも、CPD制度への積極的な取り組みが求められています。

CPD制度により、個人のスキルアップだけでなく、企業側にもメリットがある点を認識しましょう。
ぜひ、CPD制度に取り組み、キャリアアップを実現させてください。

 

七海建設は、充実した福利厚生が整っております。
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